次元大介@医者してMUSCLE!

我、医学部再受験成功シ、医師トナル。知力ヨリモ体力。

~病畜編その①~「汝、7の7倍まで許せ。それ以上は許すな。」

御存知の通り、僕は年増の初期研修医となった。年増の研修医、だけどお得意のユーモアセンスでなんとか意地悪な看護師さんたちに取り入ろうと思ってた。心がけさえ注意すれば大丈夫。医療者はみな聖人君子さ。

臣くん (1)



そう、思ってたよ。そう思ってたんだ。そう。そう思ってたよ。
仮に・・・・そうじゃないにしても・・・・・物事はうまい方向にしか転がらない。ひろこの法則じゃないか。

結果?

メタメタにやられたさ。


年増で指先が不器用ということでなにかといじめられる→寝ようとすると心臓がバクバクするようになる→当然不眠→業務に障害がでて、業務中にたったまま気絶するように寝る→上級医からも叱られて、一部の上級医からは厳重注意を受ける→理由が理由だけに弁解できない→「理由を言え」と迫られる→「かくかくしかじかで・・・・」→「嘘つくな!」


こうして僕は追い詰められていった。
暑い暑い地域の夏の中、僕はジャック・ダニエルをストレートでがぶ飲みするようになった。いくら飲んでも酔えない。

たまーに、たまに。
僕は、ある計画について考えていた、と思う。ていうかそもそもあんなきつい洋酒をストレートでがぶ飲みすること自体がゆるやかな計画の遂行だったに違いない。

「7の7倍は49…」
なにかの隠語かよ、とつぶやきつつ僕は車でその日も相談者さんのもとに駆けつけていった。どうせ、どうせそうなるなら、せめて人の役に立って・・・・という想いがあったんだろうと思う。

瀬戸際のところで僕は救われたんだ。今となってはそう思う。
天使がいた。

医師国家試験に合格して

 だいぶ長い間、このカテゴリの記事を書いてなかったので、書いてみようと思う。前回は卒業時のときだから、今回は国試のときやね。でも特定されるのが嫌だから、あくまでもこの記事はフィクションとして読んで欲しい。


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医学部を卒業して。

だいぶ遅くなったけど、医学部を卒業して感じたことについて書こうと思う。
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【ラストお茶会】

【ラストお茶会】9/20ルノアール横浜西口北幸店、21ルノアール渋谷東急ハンズ前店、 22ルノアール横浜西口北幸店、23渋谷東急ハンズ前店にて、10-20時まで僕が読書し てますのでお気軽にお茶しにきてください。

昔の話をしよう ー再受験生編ー

昔の話をしようを書いたのは成績も順調にあがり、どの模試を受けてもAかB判定だった時期であった。その時は彼女もいたし、合格したら結婚、なんという淡い期待も持っていた。
しかしその後、ほんとうに受験直前で持病が悪化してすべてをダメにしてしまった。
もうその時の気持ちは思い出したくもない。手に入るはずだった明るい未来が自分の病気のせいですべて無くなった。
なぜ自分が?
もう治ったはずじゃなかったのか?

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また再び通院日以外は寝込むだけの日々が続いた。歯すら磨く気力もなく、虫歯だらけになった。
今度こそもうダメなんじゃないのか?
という想いが頭をよぎったりもした。
もうこのまま一生寝たきりなのかもしれない。

ひたすら一日中MacのiBookでネットを見るだけの日々。集まるのはネガティブな情報ばかり。本を読もうとしても文字が頭に入ってこない。
それに飽きると生まれてから今に至るまでどういうことが起こって、自分はどう行動してきたのかを内省していた。
蓄えに蓄えた受験知識はすっかり無くなってしまった。でもそのことを悲しいと思う気力すらない。

しかし自然治癒力と薬の力は偉大なもので、少しずつ少しずつ回復していたようだ。
そう言えば中山にすかいらーくがあったはずだ。あそこで勉強できるかな?
しかし薬のせいで体重が増えていたため、外に行けるようなちゃんとしたズボンがなかった。
これならいいかもな、とアマゾンで買う。
歩いて小一時間か。体重も元に戻せそうだな。でも長時間いて、追い出されたらどうしよう。
追い出されないように毎日そこそこお金使うか。

計画は次第に具体的になっていく。そしてある日、2月の頭に僕は母親に「すかいらーくで勉強してくるよ」と唐突に宣言した。その時の母親の心境は未だに聞いたことはない。

川沿いに重いリュックを背負って歩いていく。2月だというのについた頃には汗ばんでいた。
大丈夫かな?勉強していたら追い出されないかな?
追い出されたらもう僕はおしまいかもしれない、と今考えればかなり思いつめた心境でドアを開けた。

いらっしゃいませ。お客様は一名様ですか?
言葉がでない。かろうじて指で人差し指を立てて、一人であることを伝えた。
おタバコはお吸いになりますか?
こくこくこくと頷く。

とりあえず僕は受け入れられたのだ。
ソファー席についてタバコを吸う。さてどうしよう。


その日から僕は黄チャートを始めた。脳のリハビリとして。
6月には梅雨の影響もあり、一週間くらい寝込んだ。でも僕はもう諦めなかった。必ず復活することがわかっていたから。
毎日なんというかやけっぱちな気持ちだったのを覚えている。
My life as a dog
僕の人生なんて大したことない。ただ単に自分が大騒ぎしていただけなんだ。

毎日誰も話す人がいない。でも不思議と僕は寂しくなかった。
色々と思い出しては感謝していた。こうして歩いて勉強場所まで行ける。それだけでもすごいことだ。

たまに模試を受けに行った。手応えは悪かった。今年一年はリハビリだと思ってがんばろう。
結果が帰ってきてびっくりした
あわてて真剣に勉強しはじめた。もしかして間に合うかもしれない。
帰りが遅くなり、家族も心配してくれて迎えに来てくれることもあった。

そしてセンター試験があり、本番があり。僕は人生の中で数少ない勝利を得たと思った。

万事順風。と思ってたらまた寝込んで。
もう医学部をやめようと思ってたり。
でも気づいたら卒業まであと少しのところに来ていた。

なんだろう、僕の人生は全然順調じゃない。でもすべてが必要なことだったんだと思う。
僕の再受験生を支える活動ももうそろそろ終わり。いままでおつきあいしてくれてありがとう。