次元大介@医者してMUSCLE!

我、医学部再受験成功シ、医師トナル。知力ヨリモ体力。

医師国家試験に合格して

 だいぶ長い間、このカテゴリの記事を書いてなかったので、書いてみようと思う。前回は卒業時のときだから、今回は国試のときやね。でも特定されるのが嫌だから、あくまでもこの記事はフィクションとして読んで欲しい。


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 6年になるとみんなそれぞれグループを作って勉強し始める。「国試はみんなとやらないと落ちる」という、エビデンスのない噂話があるからだ。

 でも親友の堀木(仮名)も卒業してしまった僕には一緒に勉強したいと思える友達がいなかった。

 というわけで再び独学を再開した。僕が映像授業をやり始めたのは5年生のときからだ。人よりも早めにやっておかないと受からないと思っていたからだ。どんな風にやっていたかというと、朝は5時に起きて学校のお気に入りスペースで2時間ほどやる。ポリクリ終わったらショッピングモールのフードコート(勉強禁止となっていないところ)に行って閉店までやる、といった感じだ。

 勉強の合間にはタバコを吸いに外に出て、時折昔のことを考えていた。途中で諦めていった人たち、留年した僕をバカにしてた現在医者の人たち、メンタルヘルスに問題のある人のことをプシコと小馬鹿にしている医療者たちのこと、性格のひねくれていた再受験生TNさん、そして好きだった人のこと。傷つけ、傷つきながら生きてきて、気がついたらこんな場所まで来ていたんだなぁ、と。その感覚はなんか一人旅していたときの感覚と似ていた。ひたすら目的地まで寝袋をくくりつけた重いリュックを担ぎながら歩いていた。足の裏は水ぶくれだらけ。体がかゆい。時折、なんのためにこんなことしているのかわからなくなっていた。自分のため?それとも人のため?

 「うるせえよ・・・」

 思えば僕は求道者になりたかった。その才能がないのはわかっていたけど、昔から禅僧とかになりたかった。

 「今の生活も似たようなもんじゃないか・・・」

 独り言を言いながら勉強を続ける。
 
 時折、模試なるものも受けた。成績はあまりよくない。
 落ちるかもしれんな・・・と悲観もした。

 「落とすなら落とせよ」

 何回も挫折をしてきた僕は意外と強くなっていた。 
 そんなこんなであっという間に試験の日が近づいてきた。試験は3日間。長丁場だ。

 (3日間の試験のことについては割愛。なぜか今でも詳細を思い出せない)

 発表まで1ヶ月もある。さて、何をしよう。
 とてもじゃないけど採点とかする気になれない。

 「正直、どうでもいい」

 病院からは試験の採点結果を教えるよう、メールが来る。僕はそれを無視して、再び旅に出ていた。

 
旅から帰ってきた日が合格発表の日だった。



受かってたよ。めんどくせぇ。今日から俺は病院の社畜だ。
 
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帰ってきました。ただいま。

  • 2019年09月07日土
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  • 2020年02月28日金
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