次元大介@医者してMUSCLE!

我、医学部再受験成功シ、医師トナル。知力ヨリモ体力。

M田くん、宇宙に行く。

20080605193101.jpg
高校の同級生にM田くんがいた。
彼はユニークで、数学の解答を丸暗記してたり(少し違う問題だと解けなかった)、志望大学の過去問を解かなかったり(一回出た問題は二度と出ないという理由)してた。
このM田くん、「ロケットで宇宙に行く」と宣言していた。ある日のこと、M田くんに彼の考案しているロケットの姿を見せてもらってクラスメイトは驚愕した。

そのロケットというのが左上。多分、普通のロケットを見て「後ろに噴射したら前に進む。吸引したら後ろに進むはず。吸引口を逆にすると...新しいロケットだ!」と思いついたに違いない。

その場ではみんな「飛ばねーよ」とツッコミをいれてたが、何年か経って同じような問題に苦悩していた人がいると知った。ノーベル賞を貰ったファインマン。ノーベル賞をとったのは新ロケットの開発ではないけれど。
んで最近日本人が宇宙に行ったということで、ふとこのM田くんロケットを思い出したのだ。

果たして飛ぶのか?

飛びません。

掃除機を考えてもらうとわかるけど、吸引口が前方に引っ張られるのは壁などに近づけた時のみ。壁面近くの空気は引っ張る際に抵抗が生じる。その反作用として吸引口が前に進む。それ以外の状況だと実感できる程度の力はない。

というのが僕の結論。

M田くんを高校卒業後、一度だけ目撃した。浪人時代のセンター試験会場で。休み時間に彼はぴちっとしたジャージ姿で屈伸運動をしていた。その後は知らない。

今もまだ宇宙に行くことを夢みてるのだろうか。JAXAにいたりして。また気になることが増えた。
関連記事

コメントの投稿

URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://jigendaisukefk.com/tb.php/342-87a1acd1