いのちの電話について
さて、今回は書いてくれという要望があったので、いのちの電話についての考察を書こうと思います。
個人的な考察ですし、組織を代表するものでもないので気軽に読んでください。
いのちの電話の歴史は古く、キリスト教でいう「良き隣人」の精神からイギリスで発足しました。
日本では主に自殺予防の電話としての認知が強いですが、基本的に何か話したいことがあったらいつでもかけてよい電話ですし、統計によると自殺企図の人がかけてくる割合は全相談数の10%くらいです。
こちらの日本いのちの電話の統計データを参照してください。
つまりは自殺直前にかける電話ではなく、自殺2歩3歩手前でかけてみるための組織と認識してもらったほうがよいです。
全国のいのちの電話の番号が書いてある黄色い名刺大のカードがありますが、そこには「あなたのお話、聞かせてください」と書かれてます。まぁ気軽になんでもお話ししましょう、という組織です。
いのちの電話には今後3つの問題点があると思います。
1:電話がつながりにくい
これは相談員不足からくるものですが、電話をかけてもつながりにくいというのは広く知られてます。
確か数%しかとれない、というデータがあった気がします。
つながりにくさには別の理由もあって、性的ないたずら電話をする人が多いからです。顔も見えず匿名だとそういうことをする輩が増えるんですね。しょうがないです。
2:高齢の相談員しかいない
もとから相談員になる方は、男性ですと定年退職なさった方で、女性ですと子育てが一段落した方というのは容易に想像つくと思います。そうでなければ時間がなくて完全持ち出しのボランティア活動に参加できませんしね。
つまりはもとから20代、30代の相談員が少ない。なので若者特有の問題(LINEの既読スルー問題とか?)に対応できていない可能性があると思います。LINEってなに?みたいな話になると思いますし。日本においては主な死因が自殺なのは20代30代だというのに、それを受け止める組織にその年代の相談員がいない。これは由々しき問題だと思います。
3:相談員養成に時間と労力とお金がかかる
ちょっと全国各地のいのちの電話相談員の募集要項を見てもらえればわかると思いますが、月2回の講習を受ける期間が一年半くらい。そしてその費用は合計して約5万。これでは「よっしゃ、いっちょ相談員になったろ!」と思っても二の足を踏んでしまうと思います。
そして晴れて相談員デビューしても、人の悩みとか話とかを聞き続けるのはストレスがたまります。そんなこんなで辞めてしまう人も多いと聞きます。
まぁそれでも相談員になってみたいという方はいのちの電話のHPにアクセスしてみて、ご自身のお住まいの地区で相談員養成講座に通ってみてください。
そしてなにか話したいという方はこちらに全国のいのちの電話の番号が記載されてあるので手当たり次第かけてみてください。大学によっては学生課のカウンターにいのちの電話カードが置いてあるとこもあります。
また、いのちの電話は資金援助者も募っております。詳しくはこちらまで。
とまぁ勝手な考察を書いてみました。ネタ画像なしでは終わりたくないので一個だけ入れときます。
間違えていのきの電話にかけると第一声がこうなるので要注意です。

個人的な考察ですし、組織を代表するものでもないので気軽に読んでください。
いのちの電話の歴史は古く、キリスト教でいう「良き隣人」の精神からイギリスで発足しました。
日本では主に自殺予防の電話としての認知が強いですが、基本的に何か話したいことがあったらいつでもかけてよい電話ですし、統計によると自殺企図の人がかけてくる割合は全相談数の10%くらいです。
こちらの日本いのちの電話の統計データを参照してください。
つまりは自殺直前にかける電話ではなく、自殺2歩3歩手前でかけてみるための組織と認識してもらったほうがよいです。
全国のいのちの電話の番号が書いてある黄色い名刺大のカードがありますが、そこには「あなたのお話、聞かせてください」と書かれてます。まぁ気軽になんでもお話ししましょう、という組織です。
いのちの電話には今後3つの問題点があると思います。
1:電話がつながりにくい
これは相談員不足からくるものですが、電話をかけてもつながりにくいというのは広く知られてます。
確か数%しかとれない、というデータがあった気がします。
つながりにくさには別の理由もあって、性的ないたずら電話をする人が多いからです。顔も見えず匿名だとそういうことをする輩が増えるんですね。しょうがないです。
2:高齢の相談員しかいない
もとから相談員になる方は、男性ですと定年退職なさった方で、女性ですと子育てが一段落した方というのは容易に想像つくと思います。そうでなければ時間がなくて完全持ち出しのボランティア活動に参加できませんしね。
つまりはもとから20代、30代の相談員が少ない。なので若者特有の問題(LINEの既読スルー問題とか?)に対応できていない可能性があると思います。LINEってなに?みたいな話になると思いますし。日本においては主な死因が自殺なのは20代30代だというのに、それを受け止める組織にその年代の相談員がいない。これは由々しき問題だと思います。
3:相談員養成に時間と労力とお金がかかる
ちょっと全国各地のいのちの電話相談員の募集要項を見てもらえればわかると思いますが、月2回の講習を受ける期間が一年半くらい。そしてその費用は合計して約5万。これでは「よっしゃ、いっちょ相談員になったろ!」と思っても二の足を踏んでしまうと思います。
そして晴れて相談員デビューしても、人の悩みとか話とかを聞き続けるのはストレスがたまります。そんなこんなで辞めてしまう人も多いと聞きます。
まぁそれでも相談員になってみたいという方はいのちの電話のHPにアクセスしてみて、ご自身のお住まいの地区で相談員養成講座に通ってみてください。
そしてなにか話したいという方はこちらに全国のいのちの電話の番号が記載されてあるので手当たり次第かけてみてください。大学によっては学生課のカウンターにいのちの電話カードが置いてあるとこもあります。
また、いのちの電話は資金援助者も募っております。詳しくはこちらまで。
とまぁ勝手な考察を書いてみました。ネタ画像なしでは終わりたくないので一個だけ入れときます。
間違えていのきの電話にかけると第一声がこうなるので要注意です。

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「2:高齢の相談員しかいない」ってきついですね。
就職できなくて悩んでいて相談したとしても、高度成長期逃げ切り相談員とは話が通じないかも知れないしいわゆる今は大変よね~みたいな解ったようなわからないような対応をされるかも知れないし。
悲しくなってきたので、相談員をやるメリットも考察していただけませんか?
> 「2:高齢の相談員しかいない」ってきついですね。
> 就職できなくて悩んでいて相談したとしても、高度成長期逃げ切り相談員とは話が通じないかも知れないしいわゆる今は大変よね~みたいな解ったようなわからないような対応をされるかも知れないし。
>
> 悲しくなってきたので、相談員をやるメリットも考察していただけませんか?
メリットは自分で見出していくものだと思ってるので敢えて書きませんでした。
坂口恭平さんという躁鬱病当事者の作家の方が電話番号を公開して個人でいのちの電話やられてるみたいですよ。
神田橋條治、斎藤環先生とも交流があるようです。
そうなんですね。個人でやると大変そうなイメージがありますが…
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